元々チョコレートは好きなのですが、カカオ濃度が高いチョコレートは甘すぎないこともあり、
また健康にも良いとされていたので、最近はもっぱらカカオ率高めのチョコレートを選んでます。
あまり深く考えずにカカオ率高めのチョコレートを選んでいましたが、
「本当に健康にいいの?」と疑問に思ったので調べてみました。
結論から言うと、「高カカオチョコレートは健康に良いけど、食べ過ぎは注意」です。
以下結論に至った理由として、高カカオチョコレートを健康食たらしめているカカオの知識を中心に、なぜ健康食なのかと説明します。
カカオのおかげで健康にイイ
カカオに含まれる2大栄養素が「ポリフェノール」と「カカオプロテイン」になります。
これらの栄養素が体に良い働きをするため、カカオを多く含む高カカオチョコレートは健康のために良いのです。
ポリフェノールの効果は?
ポリフェノールを含む食品としては、赤ワインや緑茶、コーヒーを思いつく人もいると思いますが、
チョコレートからもたくさん摂取することができます。
ポリフェノールの一番の効果は、血管をしなやかに、血液をサラサラにしてくれることです。
カカオ率高めの高カカオチョコレートを食べれば、血糖値の上昇を抑える働きが期待することができるのです。
血液が通りやすくなるので、高血圧の人には特におすすめですね。
食前に少しの高カカオチョコレートを食べれば、
「血糖スパイク」と言われる食後血糖値の急上昇を避けることが出来るので糖尿病の人には朗報ですね。
カカオプロテインの効果は?
カカオプロテインは食物繊維のように簡単には消化されないため、小腸では消化吸収されずに大腸まで届きます。
高カカオチョコレートを食べれば、腸内では善玉菌のエサになり、善玉菌の増殖につながります。
善玉菌により作られた短鎖脂肪酸は、
ぜん動運動の働きを活発にしてくれるようで便通がよくなるため大腸がんの抑制につながる可能性もあるとのこと。
豆知識ですが、カカオプロテインによる善玉菌の一部は長寿の人の腸内に多いフィーカリバクテリウムというものです。
世界一長い122歳まで生きたカルマンさんは亡くなるまでに、1週間辺り1kg弱のチョコレートを食べていたそうです。
高カカオチョコレートの食べ過ぎには注意
チョコレートは砂糖やミルクで甘くされているため、食べ過ぎは糖分の過剰摂取につながるので気をつけましょう。
カカオの脂肪分は脂肪群の中でも良質なもののようですが、こちらも取りすぎには注意です。
高カカオチョコレートは通常のチョコレートに比べて脂質分多いので過剰摂取は避けましょう。
また、普通のチョコレートよりも利尿作用や興奮作用のあるテオブロミンやカフェインが多く含まれている場合があるので、
こういった物質に影響を受けやすい人には特に注意が必要です。
食べるなら少しずつ食べよう
ポリフェノールは体には長いこと貯めることができないようです。
なので、健康に良い効果をもたらすためには出来るだけ毎日こまめに少しずつ摂取していく必要があります。
明治 チョコレート効果 より引用
ポリフェノールは摂取してから2時間後に血中濃度がピークに達し、
24時間後にはほとんど体内からなくなってしまうようです。
おわりに
高カカオチョコレートが健康に良いのかどうかについて紹介しました。
食べ過ぎに注意しながらこまめに少しずつ食べるのであれば、高カカオチョコレートは健康にいいことがわかったので、
これからもカカオ率高めの高カカオチョコレートを食べていこうと思います。
みなさんにも高カカオチョコレートの魅力が伝わったなら嬉しいです。