ホワイトチョコってなぜ白いか知ってますか?
「普通のチョコレートは茶色なのに、なんでホワイトチョコレートは白いの?」、
「どうして普通のチョコレートと味が違くて甘いの?」なんて疑問に思っている人に向けて、
ホワイトチョコレートについての豆知識をご紹介します。
ホワイトチョコレートはなぜ白い?
答えはホワイトチョコに含まれているカカオ成分にあり
ホワイトチョコにはカカオが含まれているのですが、
カカオの中でも「ココアバター」のみが含まれています。
チョコレートで思い浮かぶ茶色の色はカカオの「ココアパウダー」に由来しています。
そのため、「ココアバター」だけを含むホワイトチョコは茶色ではないのです。
ホワイトチョコには「ココアパウダー」は含まれておらず、
含まれているのは「ココアバター」だけなので色が茶色ではないのです。
「ココアバター」は精製されると白くなるので、ホワイトチョコは白いのです。
カカオの「ココアバター」以外の部分とは
カカオの構成要素は以下の図を見てもらうとわかりやすいです。
Beloladeベルギーチョコレート
より引用
カカオの種子であるカカオビーンズから皮などを取り除いたものがカカオマスと呼ばれ、
そのカカオマスを圧縮すると「ココアバター」と「ココアパウダー」になります。
ホワイトチョコには「ココアパウダー」は含まれず、「ココアバター」が含まれます。
ホワイトチョコにはポリフェノールが含まれていない?
チョコレートの栄養素といえばポリフェノールが思い浮かぶと思います。
このポリフェノールなのですが、ココアバターにはほとんど含まれておりません。
つまり!ホワイトチョコレートにはほとんどポリフェノールが含まれていないということです。
それすなわち、ポリフェノールのありがたい健康効果である血圧低下や動脈硬化予防、美肌効果などが期待できないことになります。
ホワイトチョコはなぜ普通のチョコより甘い?
前述の通り、ホワイトチョコレートには「ココアパウダー」が含まれていません。
「ココアパウダー」は苦味成分含んでいますが、
その苦味が無い分、ホワイトチョコはより甘く感じます。
普通のチョコレートにあるカカオの苦味はホワイトチョコにはほとんどないので、
砂糖やミルクの味が相対的に強くなります。
おわりに
ホワイトチョコレートがなぜ白いか、なぜ甘いかについてご紹介しました。
これからホワイトチョコを食べる時、
「ココアパウダー」が含まれていないことを意識して食べてみてはいかがでしょうか。